【50回目のファーストキス】病気名は?記憶障害の前向性健忘は実在するのか?
【50回目のファーストキス】は洋画が原作で、2018年に邦画でリメイクされたことで話題になった映画です。
記憶障害の女性(ルーシー)と、プレイボーイだったがルーシーに一途な愛を貫く男性(ヘンリー)の恋の行方を描いたラブストーリー。
邦画でリメイクされた際には、長澤まさみが記憶障害の女性(藤島瑠衣)を、一途な愛を貫く男性を山田孝之(弓削大輔)が演じました。
洋画・邦画ともに笑いあり、涙ありの名作といえる映画だと思います!
ここでは、映画全体のテーマにもなっている藤島瑠衣・ルーシーが交通事故によって負った病気について紹介していきます。
50回目のファーストキスの藤島瑠衣の病気名:前向性健忘
ある日長澤まさみ演じる藤島瑠衣(洋画ではルーシー)は交通事故にあってしまいます。
それにより事故前日までの記憶は残りますが、それ以降の記憶が一晩でリセットしてしまうという後遺症を負ってしまいます。
映画のように脳の障害により、発症時点の後に経験した出来事を記憶することができなくなることを前向性健忘といいます。
映画を見て自分や、大切な家族、恋人がこうなったら…と想像した方もいるのではないでしょうか。
ちなみに前向性健忘は一日で記憶がリセットするという症状だけではなく、数分でリセットしたり、数週間でリセットするような症状の場合もあります。映画にも10秒で記憶がリセットする男性が登場しました。
また「一週間フレンズ」という映画も上映されましたが、この映画は1週間で記憶をリセットしまう前向性健忘をテーマにした映画です。
ここで少し詳しく前向性健忘について紹介します。
「健忘」とは自分の経験に関する記憶の障害のことで、逆行性健忘と前向性健忘に分けることができます。
前向性健忘は上で説明したように、発症時点の後に経験した出来事を記憶できなくなるといったもので、
逆行性健忘は発症以前に体験したことを思い出せなくなるという症状になります。(ここはどこ?私はだれ?のようないわゆる記憶喪失のことです。)
ちなみに前向性健忘は事故だけでなく薬の副作用でも一時的に発症することがあるみたいです。
前向性健忘は実在する病気なのか
前向性健忘は病気というより、脳の障害です。詳しく上でも説明したので、ご察しかもしれませんが映画にあった前向性健忘は実在します。
(作中ではゴールドフィールド症候群という名前で紹介されていましたが、そのような名前の病気は存在しません。)
ちなみに50回目のファーストキスは実話をもとに作られた作品になります。
自分や大切な家族、恋人もこのような症状になる可能性があると思うと、何気ない毎日にも感謝しなければなぁと思います。
記憶障害である前向性健忘は治るのか
詳しくは調べきれませんでしたが、治療は可能なようです。
ただ完全に治るというわけではなく治療によって症状を軽減することができるという認識の方がよさそうです。
まとめ
・一晩で記憶がリセットしてしまう脳の障害の名前は前向性健忘という。
・前向性健忘は実在する。
・前向性健忘は治療が可能である。
最後まで見ていただきありがとうございました!